新世紀エヴァンゲリオン 蒼い瞳のフィアンセS

第1部 婚約に至る道


第1話補完  記者会見その後


記者会見が終わった後、シンジ達は休憩室へ行くことになったが、その間に、アスカはシンジに色々聞いてみた。
もちろん、アスカの知らない遺影の少年のことだ。

だが、シンジは教えなかった。
アスカが、なだめても、すかしても、脅しても、何を言っても教えなかった。
アスカはとうとうあきらめて、他の人に聞くことにした。

一方、トウジは何でも話した。
今まで入院していたこと、右足が駄目になったこと。

だが、それを聞いた途端、シンジの顔が青ざめたが、サードインパクトの後、
奇跡的に足が元通りになったことを聞いて、シンジの顔がぱっと明るくなった。

「良かった、トウジ。本当に良かった。」

シンジはそう言って泣きだした。
アスカはそれを見て、『フン、何て泣き虫な奴。』と言ったが、アスカは知っていた。
シンジは、自分のことでは滅多に泣かない。それがシンジの良い所であることを。

そしてお互いの近況を話し合った。
トウジがアスカ達が一緒に住んでいることをからかったので、アスカがゲンコツ一発で黙らした。
左手でもアスカのゲンコツは威力があった。
トウジはちょっと涙目になったので『ヒカリがいない位で泣き虫になるな!』とアスカが言ったら、本当に怒った。
それを見たアスカは、『こりゃあ、ヒカリに脈があるわね。』と呟いた。

そんなこんなで、シンジ達は休憩室へと入って行った。


次話に続く                  
 
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キャラ設定:鈴原 トウジ

フォースチルドレン。2001年12月26日生まれ。いつもジャージ姿。
シンジとケンスケの3人でよくつるんでいる。市立第壱中学に在籍する。
片足を無くしたが、サードインパクトの後、奇跡的に元通りになった

written by red-x
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