新世紀エヴァンゲリオン 蒼い瞳のフィアンセS

第2部 ゼーレとの戦い

第37話補完 噂話


「何だってっ!碇シンジと惣流アスカの婚約が解消されたって、本当かよっ!」

「ああ、本当らしいぜ。
惣流と碇は最近全然口を聞かないそうだし、惣流は婚約指輪も外しているみたいだ。」

「でも、何が原因なんだ。結構仲が良かったっていう話しだったのに。」

「さあな。聞いても答えないらしい。」

「でも、これはチャンスだな。良し、惣流に告ろうかな。」

「同じ考えの奴が何十人も居て、皆撃墜されたって話しだぜ。止めとけよ。」

「ちぇっ、残念だな。でも、希望が出てきたな。」

「お前じゃ無理だよ。」

第壱中学校では、この手の噂話が校内を席巻していた。

***

「えっ、碇君がフリーになったって、本当なの。」

「うん、もっぱらの噂よ。惣流さんに振られたらしいって。」

「ふ〜ん、それじゃあ、A組の雰囲気は最悪じゃない。」

「それが、そうでもないらしいのよ。二人とも、何食わぬ顔をしているらしいの。」

「へ〜っ、そんなこともあるんだ。」

「でも、碇君は転校生の女の子達と仲良く話すことが多くなったらしいわよ。」

「あら、乗り換えちゃったのかしら。」

「惣流さんも転校生の男の子達と仲良くしているらしいわ。」

「ええっ。惣流さんが相手じゃ勝ち目が無いわよねえ。」

「いずれにしても、惣流さんは早く誰かとくっついて欲しいわよねえ。」

「ええっ、そんなことないわよ。
惣流さんは私の憧れだもの。男とはくっつかないで欲しいわ。」

「げっ。あんた、ズーレー。」

「ち、違うわよ。惣流さんだけは特別なの。」

「ふ〜ん、怪しいなあ。」

「う、うるさいわね。」


女子生徒の間では、さらに噂が飛び交っていた。



次話に続く                
 
 
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written by red-x
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