新世紀エヴァンゲリオン 蒼い瞳のフィアンセS

第3部 ゼーレとの戦い−激闘編−

第44話補完 将棋


「お〜い、ケンスケ。将棋でもやらへんか。」

「ああ、いいよ。暇つぶしにはもってこいだもんな。」

少し時間は遡り、作戦が始まる少し前のことである。
ケンスケとトウジは将棋を打つことにした。


「よし、いくで〜。」

「ああ、来いよ。」

「待ったは無しやで〜。」

「ああ、望むところさ。」

こうして、二人はしばらく将棋を打っていたが、やがてケンスケから話しかけた。

「なあ、トウジ。今回の戦いなんだけど、洞木はどこかに避難しないのか。」

「ああ、惣流が言うには、まだ大丈夫なんやと。」

「でも、敵の戦力は圧倒的なんだぜ。いくら何でも勝ち目があるのかよ。」

「勝ち目か。そういや、惣流が変なことを言っておったな。」

「えっ、何だよ。」

「わいが将棋を打ってたら、いきなし惣流が近付いてきてな、『これはいける。』なんて言うんや。
でな、『どないしたんや。』って言ったらな、『アンタのお蔭で勝つ見込みが出来た。』なんて言うんや。
あいつも、全く分からんやっちゃな。」

「ふ〜ん、確かに変だな。でも…。」

「なっ、そう思うやろ。」

「あっ、そうか。分かったよ。そうか、惣流は将棋を見るのは初めてだったんだな。」

「まあ、そうやろな。」

「分かったよ、惣流が言いたかったことは。」

「えっ、じゃあ、教えるんや。」

「ああ、いいぜ。多分だけどな…。」

ケンスケは、小声でトウジに言った。だが、トウジはまだ分からないようだった。


次話に続く
 
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the phoenix operation
タイムスケジュール

    発令所      アスカ達     加持・ミサト   シンジ達   

3月11日(金)

18:00 作戦開始     ゼーレの戦力分析 傭兵達との連絡  カヲルとアリオスが
                      市内の警戒    待機

19:30 ウイルスAを蒔く
20:00 ウイルスBを蒔く
    ハッキング開始
21:00 攻撃目標の30% アスカ仮眠    市内の警戒    トウジとケンスケが
    が落ちる                       待機

written by red-x

 
 
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