新世紀エヴァンゲリオン　蒼い瞳のツインズ


−プロロ−グ−


「ねえねえ、聞いた？特別室のお母さんは、歌手のセイレーンみたいよ。」

「ええっ、本当？私、ファンだったんだ。あの歌声って、とっても良かったわよねえ。」

「サインもらえないかなあ。」

「駄目じゃない。もう引退したんでしょ。」

「もったいないわよねえ。」

アメリカのマサチューセッツ市郊外にある病院で、看護婦達が騒いでいた。その噂の渦中
の特別室では・・・。

「セイレーンさん、おめでとうございます。元気な赤ちゃんですよ。」

「ありがとうございます。」

「可愛い男の子と女の子ですね。二人とも、お母さんに似ていますね。将来が楽しみです
ね。特に女の子は、凄い美人になりますよ。」

「ええ、そうだと嬉しいですね。」

母親は、そう言ってにっこりと笑った。

「でも、男の子もきっと物凄いハンサムになりますよ。」

「そうでしょうか。」

「ええ、間違いありませんよ。女の子を一杯泣かす、プレイボーイになりますよ。今から
心配ですよねえ。」

看護婦は、母親にそう言ってウインクした。母親の腕の中には、蒼い瞳をした可愛い男の
子と可愛い女の子が抱かれていた。

そして、物語は１３年後、日本から始まる。



次話に続く

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キャラクター紹介その１

アサト

　第１部の主人公。第３新東京市立第壱中学校１年Ａ組に在籍する。白人の血が混じって
いるため、蒼い瞳に紅茶色の髪に白い肌である。母親に似て、明朗快活、スポーツ万能、
容姿端麗、頭脳明晰なため、女子からは人気がある。だが、双子の妹のアサミが常に傍に
いるため、なかなか女が近寄って来ないのと、アサミと比べてしまうため、中々本気で好
きな女は出来ないでいる。
　母親のことが好きでマザコン気味。気の強い性格は母親に似る。


アサミ

　アサトの双子の妹。第３新東京市立第壱中学１年Ａ組に在籍する。アサトと同じ蒼い瞳
に紅茶色の髪をしており、見た目も良く似ている。アサトと違い、性格は母親に似ていな
いが、その他の面、特に外見は母親に酷似しており、スタイルが良く、スポーツ万能、容
姿端麗、頭脳明晰なため、男子から物凄い人気である。特に性格は優しいため、誰からも
好かれる。だが、常にアサトの傍にいるため、なかなか男子が近寄って来ない。
　なお、格闘技の腕前はかなりのもので、アサトと互角の勝負をするほどだが、みんなに
は秘密にしている。


アサトとアサミの母親

　会社をいくつも経営しているうえ、児童福祉の仕事もしているため、いつも忙しいが、
何をやっているのか詳しいことは不明。明朗快活、スポーツ万能、容姿端麗、頭脳明晰で
あるため、アサト自慢の母親であるし、アサトが唯一頭が上がらない相手でもある。
　蒼い瞳に見事な金髪で、細くややつり上がった眉、大きな瞳、高く整った鼻筋、魅惑的
な唇に加え、常に自信満々の態度、凛々しい雰囲気などから、子供がいるとは思えない位、
若く美しい外見をしている。
　映画に出演したことがあるとか、歌手をしていたことがあるとか、色々な噂があるが、
真偽のほどは不明。




written by red-x